愛知県日進市赤池町屋下308-1
[休診日] 水曜・土曜午後・日曜・祝日

診療案内 MEDICAL

糖尿病内科

日本糖尿病学会専門医が

診療を行います

糖尿病の治療では、とかく食事、運動、薬物療法、というイメージをお持ちの方は少なくないと思います。これらの治療はもちろんどれも大切です。しかし、糖尿病の治療の目的は、ただ単に血糖値やHbA1cなどの数値を改善させることではありません。患者さんやご家族の生活が、糖尿病によって損なわれないように備えることが、糖尿病治療の目的です。
当院では、看護師や管理栄養士、薬剤師などのスタッフが一丸となり、患者さんのサポーターとして、診療を行います。

糖尿病の分類

1型糖尿病

1型糖尿病は、すい臓にあるβ細胞が、自己免疫(アレルギーの一種)によって壊されて発症します。
β細胞は、血糖値を下げる働きのあるインスリンというホルモンを作る役割があるため、β細胞の数が少なくなったり、全くなくなってしまうと、インスリンが作れなくなって血糖値が高いままとなってしまいます。放置すると、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる重症な状態に至ることがあります。日本人の糖尿病の約5%を占めています。小児から成人まで、すべての年齢に発症します。発症に生活習慣は関係なく、原因は不明です。

症状

  • ひどく口が渇き、たくさん飲水する
  • トイレが異常に近い・多い
  • 急激な体重減少
  • 疲れやすいなど

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリンは作れても、効きが悪くなることによって発症します。
インスリンの効きが悪くなる原因の一つが、体質と、食べ過ぎや運動不足から来る肥満です。日本人はもともと糖尿病になりにくいと考えられてきましたが、生活スタイルの欧米化にともなって増加し、現在では国民病の一つとなっています。日本人の糖尿病の約95%を占めています。

症状

初期には全く症状がありません。定期的な健康診断が最も大切です。進行すると、以下のような1型糖尿病と同様の症状や合併症が見られるようになります。

  • ひどく口が渇き、たくさん飲水する
  • トイレが異常に近い・
    多い
  • 急激な体重減少
  • 疲れやすいなど

その他の糖尿病

1型、2型糖尿病以外にも、遺伝子異常が原因の場合や、インスリンをつくるすい臓が手術や事故で働かなくなってしまう場合、ステロイド薬や抗腫瘍薬などの薬剤による場合、化学物質による場合など、様々な原因で血糖値が高くなることがあります。これらはその他の糖尿病に分類されます。

症状

原因により、発症様式や症状は様々です。例えば、薬剤性の糖尿病は、ステロイド薬などのインスリンの効果を抑える薬剤の内服開始後しばらくしてから、だんだんと血糖値が高くなり、次第に1型・2型糖尿病と同様の症状がみられるようになります。

  • ひどく口が渇き、たくさん飲水する
  • トイレが異常に近い・
    多い
  • 急激な体重減少
  • 疲れやすいなど

妊娠糖尿病

お腹に赤ちゃんが出来ると、赤ちゃんの成長を助けるため、胎盤(へその緒)から、お母さんの体にシグナルが送られます。これに強く反応して、お母さんの血糖値が上がった状態が妊娠糖尿病です。
元々糖尿病がある人が妊娠した場合には、糖尿病合併妊娠と呼ばれ、区別されます。
妊娠中にお母さんの血糖値が高いと、赤ちゃんが大きく育ち過ぎたり、周産期(出産前後)の合併症の危険性が高くなったりすることから、治療が必要と考えられています。
出産後は、血糖値が正常に戻る場合が大半ですが、お母さんについては、出産後数年以上してから2型糖尿病を発症するリスクが高いことが知られており、出産後も健康診断などをしっかり受けることが必要です。

症状

自覚症状はありません。妊婦健診中血糖値が高めだと、精密検査を受ける必要があります。

当院で可能な検査

HbA1c/血糖値測定/尿蛋白・尿中アルブミン検査/生化学検査(コレステロール・腎機能など)/下肢動脈硬化検査(ABI)/神経伝導速度検査など

治療内容

糖尿病の治療に関して

『 糖尿病治療の基本 』

当院のロゴマークが示しているように(詳しくはこちら)、糖尿病の治療は薬物療法単体で成就するものではなく、食事療法・運動療法を基本として、必要な分だけ薬物療法を併用し、これらの治療をしっかりと組み合わせて行うことが肝要です。
当院では、医師・看護師・栄養士が協力して、薬物療法に偏らない糖尿病治療を心がけてまいります。

01. 食事療法

食事療法では、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素をバランス良くとり、体に取り込む糖の量や、エネルギーの調整を行います。
当院では、外来での医師や看護師の指導以外にも、管理栄養士が定期的に栄養指導を行います。

02. 運動療法

運動によって、体内の糖が筋肉に取り込まれやすくなり、筋肉量が増えることで糖の代謝も向上します。脂肪を効率よく燃焼させるには、有酸素運動が効果的で、余分な脂肪細胞が減ると、インスリンの効き目も高まります。
これに適切なレジスタンス運動を併用し、筋肉量を確保し、増やしてゆくことも大切です。

03. 薬物療法

かつては数種類の内服薬とインスリン注射しか選択肢がありませんでしたが、現在は薬剤の種類が増え、多様な選択が可能になっています。内服薬では、インスリンの分泌を促す薬剤や、効果を高める薬剤、インスリン以外の作用で血糖値を下げる薬剤などがあり、インスリン製剤についても、種類や注射器が進化し、非常に扱いやすくなっています。
インスリン以外の注射薬として、GLP-1作動薬という、低血糖のリスクの少ない薬剤も使用可能になりました。また、1型糖尿病の方では、インスリンポンプも選択可能です。

現在では、治療の選択肢が増えたこともあり、患者さんの病気の状態とライフスタイルを考慮して、適切な治療方針を相談する、専門医の必要性が高まっています。
当院では、糖尿病専門医が中心となり、各専門スタッフが患者さんと話し合って、適切な治療方法をご提案させていただきます。

甲状腺・内分泌内科

患者さんの症状に合わせた
様々な検査が可能です

甲状腺・内分泌内科では、甲状腺を中心にホルモン異常により生じる疾患の診療を行います。近年、人間ドックや検診で、甲状腺の疾患を指摘される方は少なくありません。
当院では、甲状腺ホルモン検査や、超音波検査など様々な検査を行っておりますので、気になる症状がある方はいつでもご相談ください。

甲状腺の主な疾患

バセドウ病

アレルギーにより、甲状腺がホルモンを大量に産生するスイッチが入ってしまい、甲状腺ホルモンが過剰になってしまう状態です。
ホルモンが血液中に多くなり、ドキドキと動機を感じ、汗をかく量が多くなり、体重が減ってきます。女性に多い病気です。
放置すると、感染症などを契機にバセドウ病クリーゼという重症な状態に至ることがあり、適切な治療を継続することが大切です。

症状

  • 脈が速い
  • たくさん汗をかく
  • 不自然に暑がりになる
  • ダイエットもしていないのに体重が減るなど

治療

  • 薬物療法
  • アイソトープ治療
  • 手術

橋本病

甲状腺に慢性的な炎症が起きている状態です。約20%の方で、甲状腺ホルモンの産生が低下し、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが足りなくなる状態)に陥ります。甲状腺機能低下症がひどくなると、むくみや冷え性、脈が遅くなる等の症状が出現し、長期間放置すると、認知症や心不全を発症します。
甲状腺機能低下症による認知症は、適切なホルモン治療で改善することが知られています。しっかりと診断し、治療や経過観察を続けることが大切な疾患です。

症状

  • 甲状腺が腫れている
  • 冷え性やむくみがひどい
  • 声が低くなり、話し方がゆっくりになった
  • 皮膚の乾燥など

治療

  • 薬物療法

亜急性甲状腺炎

ウイルスが契機となり、甲状腺内で炎症が起こることで甲状腺ホルモンが漏れ出て血 液中のホルモン量が増加してしまう状態です。
亜急性甲状腺炎では、甲状腺に痛みを感じ、発熱します。炎症を抑える薬剤を使用して治療しますが、のちのち甲状腺ホルモン値に異常が起こることもあるため、ホルモン値が元に戻った後も、しばらく経過を見ることが大切です。

症状

  • 押さえると痛みがある
  • 発熱、全身倦怠感
  • たくさん汗をかく
  • 動悸がする
  • 手のふるえなど

治療

  • 薬物療法

無痛性甲状腺炎

無痛性甲状腺炎は、アレルギーのため甲状腺に炎症が起こり、甲状腺ホルモンが血中に漏れ出てしまう病気です。
亜急性甲状腺炎との違いは、文字通り痛みを感じることはありません。自然に治ることが多いですが、その後、甲状腺ホルモンが作れなくなってしまうことがあるので、しっかり診断して、経過観察することが大切です。

症状

  • 動悸
  • たくさん汗をかく
  • 疲れやすい
  • 脈のかずが多い
  • 手のふるえなど

治療

  • 薬物療法

※症状が軽い場合は、
特に治療の必要はありません。

甲状腺の腫瘍

甲状腺は内部に腫瘤(できもの)ができやすい臓器です。
大半は良性ですが、まれに悪性の腫瘍ができることがあります。
当院では、超音波検査機による検査が可能です。また、腫瘍に針を刺して良性か悪性かを調べる穿刺細胞診を行うことが出来ます。

症状

甲状腺の腫れを自覚されることも少なくありませんが、多くは健康診断などで指摘されます。

治療

  • 【良性】

  • 経過観察
  • 薬物療法
  • 手術
  • 【悪性】

  • 手術
  • 化学療法
  • 放射線療法
内分泌の主な疾患

クッシング症候群

副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンであるコルチゾールが増加し、顔が丸くなったり、胴が太るのに手足が痩せてきたり、糖尿病や高血圧などの病気が悪くなってきたります。免疫力が低下し、感染症にもかかりやすくなってしまいます。
原因としては、副腎皮質の腫瘍によるものの他、脳腫瘍によるもの、薬剤の副作用によるものなど多岐にわたるため、適切な検査を行い、しっかり診断することが大切です。

症状

  • 顔が丸くなり、ニキビが増える
  • 胴回りは太くなるのに、手足は痩せる
  • 糖尿病や高血圧症が悪くなる
  • 皮膚が薄くなるなど

治療

  • 薬物療法
  • 手術

原発性アルドステロン症

副腎皮質から、血圧を維持するアルドステロンというホルモンが過剰に分泌される状態です。それにより、高血圧を引き起こします。
高血圧症と診断されている患者さんの、3-10%が原発性アルドステロン症であるともいわれています。降圧薬を複数使用しても血圧が低下せず、詳しく検査して、原発性アルドステロン症の診断に至ることがあります。

症状

  • 数種類の血圧の薬を飲んでも血圧が下がらない
  • 血清カリウム値が
    いつも低いなど

治療

  • 薬物療法
  • 手術

副甲状腺機能亢進症

副甲状腺に腫瘍が出来たり、育ちすぎたりすること(過形成)により、血液中のカルシウムの量が高くなります。このため、尿路結石症が発症したり、骨粗鬆症がひどくなったりします。また、カルシウム値が高くなりすぎると、食事が食べられなくなったり、意識の状態が悪くなることもあります。まれに、この病気をきっかけに、遺伝による他の内分泌組織の腫瘍が見つかることがあります。

症状

  • 尿路結石になった
  • 骨粗鬆症がひどくなった
  • 急な頭痛や吐き気・
    食欲低下など

治療

  • 薬物療法
  • 手術

当院で可能な検査

甲状腺ホルモン測定/甲状腺エコー/生化学検査/各種ホルモン検査など

一般内科

プライマリ・ケアに基づく
診療を行います

地域の皆さんがお困りの際に、気軽に相談でき、かかりつけ医として、診療にとどまらず、検診や予防接種など様々な場面で、皆さんが安心して受診していただける運営を心がけています。

様々な診療が可能です

頭痛/めまい/胃腸炎/風邪/肺炎/発熱/インフルエンザ/嘔吐/下痢/腹痛/咳、痰/喘息/気管支炎/鼻水/花粉症/アレルギー疾患/のどの痛み/扁桃腺炎/腰痛/食欲不振など

///// 生活習慣病もご相談ください /////
  • 高血圧

  • 脂質異常症

  • 肥満症

  • 高尿酸症

代表的な生活習慣病の他にも、
骨粗鬆症や肝機能障害、腎障害、
動脈硬化など、多くの疾患があります。

予防接種

///// インフルエンザ予防接種について /////

2023年~2024年(令和5年度)
季節性インフルエンザ予防接種のご案内

【予約について】
当院では10/16(月)よりインフルエンザ予防接種を実施いたします。
予約は「当院の診察券をお持ちの方」を優先とさせていただきます。

 

【予約開始日】
2023年9月25日(月)

 

【予約方法】
◆かかりつけの方
定期受診の際に予防接種を希望される場合は、次回の予約を取る際に、希望があることをお伝えください。
すでに定期受診の予約がお済みの場合は、直接受付にご相談いただくか、お電話にて、同じ日に予防接種をご希望の旨、ご連絡ください。
ご希望の日程で調整が困難な際は、予約変更等をお願いする場合がございます。大変恐縮ではございますが、どうかご協力のほど、お願い申し上げます。


◆予防接種のみをご希望の方
当院の診療時間内に、電話にてお問い合わせください。
電話番号は、052-804-1011です。

 

【接種について】
接種開始日
2023年10月16日(月)より

※予防接種は通常診療の合間に行います。時間制でご案内差し上げますが、
診察の状況により、やむを得ずお待たせすることもございます。
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

【対象年齢】
当院の接種対象者は、16歳以上となります。

 

【接種費用】
1回 3,500円
日進市・長久手市・豊明市・東郷町にお住まいの満65歳以上の方は、本年度は自己負担額1,100円です。
※名古屋市など、上記自治体以外で愛知県内に在住の満65歳以上の方は、事前に各自治体にご申請いただくことにより、
同じく無料で接種可能です。詳しくは以下のページをご確認ください。

愛知県広域予防接種事業について

https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000089396.html

 

 

【補足】
・季節性インフルエンザ予防接種を受けてから、実際にインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2~4週間程度が必要です。
また、その効果が持続する期間は約5~6ヶ月間とされています。このため、インフルエンザが流行する期間(1~3月)からさかのぼって、10月頃から12月中旬までに接種を受けておくことが望ましいと考えられます。
・新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは、同じ日や2週間以内でも接種可能です。
どちらのワクチンも、接種部位の腫脹や疼痛といった副反応がありますので、同日に両方接種するかは、ご都合とワクチン接種による副反応との兼ね合いを考慮してご検討下さい。

 

///// その他予防接種について /////

当院では、下記のワクチンの接種が可能です。
ワクチンの予約は、
お電話のみでの受付となります。
診療時間内にお電話にて
お問い合わせください。

採用ワクチン一覧

・インフルエンザワクチン
・成人肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
・成人肺炎球菌ワクチン(プレベナー)
・MRワクチン
・麻疹ワクチン
・風しんワクチン
・おたふくかぜワクチン
・水痘ワクチン
・A型肝炎ワクチン
・B型肝炎ワクチン
・帯状疱疹ワクチン(ビゲン)
・帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

検診

当院で、各種検診・健康診断も可能です。
詳しくは日進市公式HPをご確認ください。

検診・健診のご予約は、お電話のみでの対応となります。
診療時間内に、お電話にてご予約・お問い合わせ下さい。

日進市検診一覧
※日進市に住民票のある方のみ
受けて頂けるもの

  • 大腸がん検診
  • 肺がん検診
  • 前立腺がん検診
  • 肝炎ウイルス検診

日進市の公式HPよりご確認いただけます

健康診断

日進市健診一覧
※日進市に住民票のある方のみ
受けて頂けるもの

  • 特定健診
  • 後期高齢者医療健診
  • 30代さわやか健診

日進市の公式HPよりご確認いただけます

※どなたでも受けて頂けるもの

  • 雇入時健康診断
  • 定期健康診断
  • その他 健診